この話は、今から7〜8年前にさかのぼる。


主人公が湧き水を引いて作った洗心水と雨よけ
この話の主人公は、当時地元で建築と木材販売の老舗会社・社長O氏である。

当時のこの会社にいた職員はこう振り返る。
「会社も売上を順調にのばしすごく安定していました。でもあの日を境に!」と言って口をつぐんだ。



口を重く閉ざした元職員がこのあと驚く事実を。

●そして透きとおるような青空を仰ぎながらこう言ったのです。「社長はあの日を境に人がすっかり変わってしまったのです。」

詳しく話しを聞くとこの日得意先の社長さんが
来て函館山を一望出来る土地に別荘のようなものがほしいと言う冗談から出た話で二人で出かけたとの事でした。

●「あの明るかった社長がふさぎこんで何かを思い悩んでいるようでした。その姿はまるで何かに取り付かれたように!!」そしてその真相が数か月あとにわかったのでした。

樹齢100年の栗の木、樹木医によっていたるところ治療修復した個所がある


O氏が発注して作らせた東屋暇があればここへ来て座っていたと言う!
社長O氏は、お得意様の社長と一緒に東山〜神山そして陣川町に足を伸ばした。そしてO氏は、
陣川町のある場所で何かに魅入られたように釘付けになったと言う。

●元職員はこう語る「社長は、陣川町に着い
たとき初めての場所にもかかわらず真直ぐ
一本の栗の老木の前にかけよりじっと身動き
しなかったと同行したお得意様の社長が言っ
ていました」と語る。



その栗の木はかなり傷み今にも朽ち果てそうな感じだったと言う。
そして元職員はこう続ける「その数日あとより社長は毎日のようにこの場所へ通っていたようです。そしてついに数ヵ月後社長の行動が明らかになったのです。」

栗の木の前景

霊場へ向かう参道
その行動とは、市内近郊の腕のよい樹木医に栗の木の修復を依頼するとともにこの場所の敷地の買収そしてあずまやの建築湧き水の引っ込み工事と雨よけの建設そして驚いた事にすぐ近くに数千坪の土地を購入していたという。

●元職員は疲れたようにこう言う「ウチの会社って本当に良い会社だったんですよ。社長の行動を知っていたのは子会社の専務だけでした。我々が知ったのは、栗の木の修復が完了した後でした。そしてあずまやの新築・湧き水の引っ込み等の工事もすでに始まっていました。後に残ったのは数億円の借り入れだけだったのです。」
社長O氏は自分で豪語するほどの無神論者であったと言うそんなO氏が突然なぜこんな行動に出たのか不可思議である。

●そしてさらにこう続ける「ウチの会社に霊感の強い職員
がいて彼は、社長が奇妙な行動をとり始めたころこう言
ってました。社長は、まったく別の人物であり三年後には
何もなくなる。残るのは社長が今何かやってるものだけ
と断言したのだ。それを裏付ける出来事が6〜7ヶ月後
におきたのです。その時はすでに社長の行動はすべて
の職員にわかっていたが、あえて社長は毎週初めにや
る朝礼で事後報告しさらにこう続けました。会社はなくな
っても私の修復した栗の木と神山霊場は永遠になくなら
ないと」この時、職員にざわめきが起こったと言う。

以前は道路両脇に石仏を納めた祠が沢山あったと言う、現在は霊場に手厚く収められた。
そうですこの場所は神山霊場という場所だったのです。かって村に飢饉や疫病が発生し幼子や年寄りが亡くなった
時参道に沢山の石仏を祭り供養したと言う。そして林の奥には人知れず奉納された沢山の石仏もあるとの事。
それを百年もまえから見守ってきたのがO氏に依って修復された栗の木だったのです。


元職員は最後にこう締め括った「以前の社長は社員とその家族を常に気遣かっていました。でもあんな
形で会社がなくなるなんて、事が始ってからちょうど3年後に!!」元職員はこういい残すとこの場所を去った。
そして去り際に元職員は「社長にはその時以来会ってません風の便りでは巡礼にでたり何か仏門に関する
手記を書いたりしているようです。風采もすっかり変わり街で会ってもわからないようです。」


あなたはこの話をどう解釈しますか? 心霊現象それとも栗の木をいたわった美談
それはあなたの心が決める事です。

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